応援に駆けつけてくれた皆さまとは高橋家でお別れです。宮川町通を北へ、団栗通を東へ、そして大和大路通を北へ進み、八坂神社を目指します。車通りがすごい…。本当に警備の皆さまにはお世話になりました。神輿の警護役が警護されていました。

宮川町通を進む一行
大和大路通と四条通の交差点で「次の信号で渡…いや、もう少し車が行ってからにしましょう」と調整しているときに誰かがぽつり。
「あれ、大将なんか赤くない?」
「・・・・・・・・・・?」
「「「「「羽衣忘れた!!!!!」」」」」
大将の緋色の鎧がまぶしいです。お披露目会の時には着用していなかったから、すっかり忘れられていた羽衣(何なら人によっては存在すら知らなかった)。すぐさま「取りに行きます!」と申し出たのですが、弓箭閣の鍵を持っているメンバーは、今みんなこの場におり、もちろんお家に鍵を置いてきてしまっています。と思ったら浅子町内会長が町内に残っていてくれました。行列に同行していた娘さんがすぐに連絡を取ります。

こちらが羽衣がないと気付いた瞬間の写真です
坂田さん「忘れないように箱から出しておいた」
浅子会長「ないな…」
弓矢町一同「どこだーーーーー!?」
浅子会長「あった!黄色いやつ?」
浅子(娘)「黄色くない!白いやつ!」
浅子会長「2着ある。どっち?」
浅子(娘)「2着!?とりあえず写真送って!!!」
というやり取りしながら進む四条通。最終的に撮影に来ていた正楽井さんが取りに走ってくれ、事なきを得たのでした。あの場にいた人ならわかる、一切脚色なしです。信じられるか?まだ八坂神社にも着いてないんだぜ。


羽衣が見つからないのに八坂神社が近づく
車が通りすぎるタイミングを見計らう
そんなやり取りがありつつ、西楼門前では立ち止まって一礼します。
17時に八坂神社 常盤新殿に到着。
入口で明珍さんが待っていてくれました。
明珍さん「あれ?羽衣は?」
(一同目をそらす)
「アッ...八坂神社から着用するので...」※この時はまだ羽衣は到着していません。

ようやく八坂神社の常盤新殿に到着

金冠を直す明珍さん(浅くかぶりすぎていた)

この日のMVP(羽衣を届けてくれた正楽井さん)
昨年は境内で神輿を待ちましたが、今回は暑さ対策のために控室を用意していただきました。
ここでも緩んだ紐や、帯の調整を行います。念のため女性陣が紐や裁縫道具を持ってきていたのはさすがだなと思いました。
藤田さん「すみません、足の紐をギュッと締めてもらえませんか?」
村田(尚)さん「(ギュッ)」
紐「ブチッ」
正楽井さん「羽衣持ってきたよ~」
みんな「着せろ着せろ…ええとこの房は?(慌ててスマホを確認)」
もはや休憩どころではない。ここからはギリギリまでお仕事に行っていた戸田さんが合流。行列に参加しつつ、記録映像を撮影してくれます!(今後の更新にご期待ください)

羽衣が到着して一安心!

ブチッの瞬間
